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寿命解析を習得し、市場トラブルを未然に防ぐための

電子機器信頼性加速試験条件設定方法耐用寿命予測実際(PC演習付き)
【WEB受講(Zoomセミナー)ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー WEB受講

エレクトロニクス

信頼性の基礎知識と信頼性加速試験の意味から、ワイブル分布としての解析の仕方と加速係数(倍率)の求め方、加速試験条件(サンプルサイズ、試験時間、試験温度)の設定方法について、事例と演習を交えながらわかりやすく解説する特別セミナー!!

講師

M.A信頼性技術オフィス 代表 本山 晃 先生

松下電工(株)綜合研究所,パナソニック(株)解析センター主幹技師を経て現職

講師紹介

日時
2025/8/6(水) 10:00〜16:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ

 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

受講対象

・電子回路の設計・開発・研究・製造・品質管理・検査などの業務に携わる技術者の方
・ワイブル解析や信頼性試験データの解析について基礎から修得したい方
・自社寿命目標をクリアしたと証明できる試験条件(方法)を修得したい方

予備知識

エクセルの基本知識と統計の基礎知識

※事前に自身のパソコンにエクセルのソルバーを有効化しておいてください。

不明な場合は事務局までメールください。

習得知識

1)信頼性の基礎知識を身につけて頂きます
2)ワイブル分布に従う故障時間分布の基本を信頼性試験結果を基に解説し、理解して頂きます
 ①ワイブル分布の基礎(パラメータの理解) ②故障時間と故障の割合の関係とその分布の形
3)加速試験の考え方とその結果を踏まえた市場での耐用寿命の推定法を理解して頂きます
4)今皆さんが実施しておられる信頼性試験における
 ①サンプルサイズ ②試験時間 ③試験条件 の関係を理解して頂けます

講師の言葉

 最近では、設計段階からFMEA・DRBFMや製品の信頼性加速試験などを用いて市場トラブルゼロを
目指した活動が行われていますが、なかなか市場トラブルがゼロになっているわけではありません。
 そこで、本セミナーではもう一度試験や評価の基本に立ち帰って
 ➀信頼性の基礎知識と信頼性加速試験の意味、
 ②信頼性加速試験結果を基にワイブル分布としての解析の仕方と加速係数(倍率)の求め方
 ③寿命目標をクリアする為の加速試験条件(サンプルサイズ、試験時間、試験温度)の設定
の仕方を詳細に紹介します。

 

受講者の声

資料が読み返す場合でも端的に書かれているので有効だと思いました。非常に分かり易いです。また事例が掲載されているので実地でも役立てる事が可能だと思います。ただ私の理解が足りてないので、復習したいと思います。

知りたかったことを知りえたが、知識不足で詳細を理解するまでには至らなかった。予習が必要でした。

寿命予測法について学ぶことができてよかったです。ありがとうございました。

参考になる内容で受講してよかったです!ありがとうございました。

プログラム

1.信頼性の基礎知識
(1) 信頼性とは
(2) 信頼性に係わる基本用語
(3) 市場での故障数と故障率及び累積故障確率の分布
(4) 市場での故障数の分布に対応した信頼性試験

 

2.信頼性試験データを用いてワイブル分布として解析してみよう
(1) 故障時間の分布をワイブル分布として考える
(2) 分布のY座標である累積故障確率F(t)を推定する
(3) 事例を用いてワイブル解析をやってみる
(4) 演習1:完全データに対するワイブルパラメータを推定しよう
(5) 演習2:不完全データに対するワイブルパラメータを推定しよう

 

3.信頼性加速試験データを基に加速モデル式を設定しよう
(1) いろいろな要因を考慮した加速モデル式をみてみよう
(2) 温度要因に対する加速モデル式を作ってみよう
(3) 測定した市場の使用温度とモデル式から平均温度を推定しよう
(4) 演習3:加速試験データのワイブルパラメータを用いて耐用寿命を推定しよう

 

4.寿命目標をクリアする為の加速試験のサンプルサイズSSと試験時間を考える
(1) 規格で規定されている加速試験のサンプルサイズと試験時間をみてみよう
(2) ロットの不良率とサンプルサイズと信頼水準の関係を考える
(3) 演習4:確保したサンプルサイズで寿命目標をクリアする為の試験時間を設定しよう
(4) 演習5:固定した試験時間で寿命目標をクリアする為のサンプルサイズを設定しよう
(5) 演習6:固定した試験時間、SSで寿命目標をクリアする為の加速試験温度を設定しよう

 

 

質疑・応答

略歴

1977年4月:松下電工㈱入社 綜合技術研究所配属
2003年~2012年:Panasonic㈱ 解析センター 主幹技師
2012年9月 :大阪大学大学院工学研究科 招聘教員 「電子回路の寿命予測」4年間担当
2014年11月:Panasonic㈱ 退職
2015年 6月:M.A信頼性技術オフィス 設立

 

主な著作
・1999年  品質工学応用講座 電子・電気の技術開発
・2009年  電気化学測定と解析テクニック 事例集
・2009年  高分子材料の劣化と寿命予測
・2011年  電子機器技術者のための新しい高信頼性技術と管理手法

 

所属学会・協会および役職・活動状況
・JAXA 民生コンポーネント活用検討委員(2017/10~2021/3)
・日本信頼性学会  関西支部顧問
・日本信頼性学会  信頼性試験研究会、故障物性研究会