ナノDDS製剤の安全性・有効性評価、ナノDDS製剤のがん治療や虚血性疾患治療への応用、RNA干渉医薬の基礎と臨床応用、
RNA干渉医薬の実用化に必要なDDS技術について、具体例を挙げながらわかりやすく説明する特別セミナー!!
- 講師
静岡県立大学薬学部医薬生命化学分野 准教授
静岡県立大学大学院薬学研究院医薬生命化学講座 准教授 兼任 博士(薬学) 浅井 知浩 先生
三菱ウェルファーマ(株)製薬研究所等を経て現職
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
医薬品の開発研究のごく初歩的な知識
習得知識
1) ナノDDS製剤の設計 2) ナノ粒子の体内動態 3) 実用化されたナノDDS製剤 4) がん治療のためのDDS技術 5) 脳梗塞治療のためのDDS技術 6) DDS研究の最近の動向 7) DDS創薬の現況と展望 8) RNA干渉医薬の基礎知識 9) RNA干渉医薬の製剤設計 10) RNA干渉医薬のためのDDS技術 11) RNA干渉医薬開発の現況と展望
講師の言葉
本セミナーでは、ナノDDS製剤(主にリポソームや脂質ナノ粒子)の開発におけるポイントを様々な角度から考察する。 はじめにナノDDS製剤の基礎と実用化について概説した後、臨床応用の視点からナノDDS製剤の安全性・有効性評価について 触れる。その後にナノDDS製剤のがん治療や脳梗塞治療への応用研究について具体的にデータを示しながら紹介する。 近年はナノDDS製剤の開発の対象となる疾患が多岐に渡っており、ナノDDS研究の最近の動向について総合的に取り上げる。 本セミナーの後半では、RNA干渉医薬に関する基礎と臨床応用について概説した後、RNA干渉医薬の実用化に欠かせないDDS 技術について述べる。現在、我々はRNA干渉医薬の開発を目指し、脂質ナノ粒子を用いた核酸デリバリーシステムに関する 研究に取り組んでいる。そこで我々の最新の知見を紹介しながら、RNA干渉医薬の魅力とRNA創薬におけるDDS技術の重要性を 示したい。本セミナーでは論文や学会発表では伝わりにくい製剤設計にあたってのポイントについても議論し、我が国発の DDS製剤の創出を後押ししたいと考えている。
プログラム
1 ナノDDS製剤について 1-1 ナノ粒子の種類 1-2 ナノ粒子(リポソーム)への薬物の封入 1-3 ナノ粒子の体内動態制御における決定因子 1-4 パッシブターゲティング(PEG修飾リポソーム) 1-5 アクティブターゲティング(リガンド結合型リポソーム) 1-6 ナノ粒子に対する免疫監視機構 1-7 Accelerated Blood Clearance現象
2 ナノDDS製剤の臨床応用 2-1 実用化されたナノDDS製剤 2-2 ナノDDS製剤の製造 2-3 ナノDDS製剤の安全性・有効性評価(レギュラトリーサイエンス) 2-4 アカデミア発DDS製剤シーズの実用化
3 ナノDDSによる抗がん剤デリバリー 3-1 がんを標的としたDDSの基礎 3-2 がん組織の微小環境とDDS 3-3 がんへの集積性 3-4 抗がん剤の放出制御 3-5 腫瘍血管を標的としたDDS
4 ナノDDS製剤の虚血性疾患治療への応用 4-1 虚血部位へのナノ粒子の集積 4-2 脳保護薬のリポソーム製剤化 4-3 リポソーム化脳保護薬の脳梗塞治療効果 4-4 リポソーム化脳保護薬と血栓溶解剤の併用療法
5 RNA干渉医薬について 5-1 siRNAとmiRNA 5-2 RNA干渉医薬の特徴 5-3 RNA干渉医薬の魅力と可能性 5-4 RNA干渉医薬とDDS 5-5 RNA干渉医薬品の開発の現況
6 RNA干渉医薬の体内動態 6-1 siRNAベクターの動態解析 6-2 siRNAの動態解析 6-3 化学修飾siRNAの動態解析
7 核酸デリバリーシステムの開発 7-1 脂質ナノ粒子(siRNAベクター)の開発 7-2 脂質ナノ粒子の設計における注意点 7-3 導入効率に及ぼす要因の分析 7-4 脂質ナノ粒子を用いたsiRNA導入の機構解析 7-5 遺伝子サイレンシングの効果
8 全身投与型核酸デリバリーシステムの開発 8-1 全身投与型脂質ナノ粒子の設計 8-2 全身投与型脂質ナノ粒子の動態解析 8-3 RNA干渉を利用した抗がん剤の開発 8-4 低分子医薬との比較 8-5 RNA干渉医薬の課題と展望
講師紹介
学歴: 平成9年3月 静岡県立大学薬学部薬学科卒業 平成14年3月 静岡県立大学大学院薬学研究科製薬学専攻博士後期課程修了
職歴: 平成11年4月 日本学術振興会特別研究員DC1 平成14年4月 三菱ウェルファーマ株式会社製薬研究所・研究員 平成16年2月 静岡県立大学薬学部、大学院薬学研究院・講師 平成17年10月-12月 University of North Carolina・Visiting Scholar 平成23年7月- 平成24年6月 University of North Carolina・Visiting Scholar 平成25年4月-現在 静岡県立大学薬学部、大学院薬学研究院・准教授
賞罰: 日本薬学会奨励賞(平成23年3月)、 日本薬剤学会奨励賞 (平成26年5月) 他7件
所属学会: 日本薬剤学会(評議員)、日本DDS学会(評議員)、日本生化学会、日本薬学会
