振動・騒音低減の原理から、防音材(制振材・吸音材・遮音材)の最適選定と効果予測まで体系的に学べます。遮音の質量則や共鳴透過、吸音率評価、レゾネータ設計、音響メタマテリアル、FEM解析などを基礎から解説し、仕様最適化の実務力を養成、理論と応用を結び付けて学べるセミナーです!
- 講師
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工学院大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 山本 崇史 先生
三菱自動車工業(株)研究部,日産自動車(株)先行車両開発本部を経て現職
- 日時
- 2026/5/14(木) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
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(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
*本セミナーは、Zoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。
- 受講対象
製造業で振動・騒音に関する研究および設計開発業務に携わる方
- 予備知識
自由度系の振動、音響管の共鳴など音・振動工学の基礎知識があれば理解が進みます。
- 習得知識
1)振動騒音に対する制振材のはたらきとその効果
2)振動騒音に対する吸遮音材のはたらきとその効果
3)仕様を適正化する手法についての知識を深められる など
- 講師の言葉
自動車の室内や建築構造物内の居室などの室内空間の快適性を向上させるためには、振動・騒音の 低減は必要不可欠です。そのため、制振材、遮音材や吸音材といった材料を用いて設計をすることが 多いと思います。
しかし、実際の設計現場においてはコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く、より効率的 な設計が求められています。
本セミナーでは、振動・騒音を低減するために重要となる制振、遮音および吸音に関して、まず基礎的 な事項について説明いたします。そして、それらの代表的な評価指標である損失係数、透過損失および 吸音率について、それらを予測するための解析手法を解説いたします。
さらに、そうした解析手法を用い、与えられた質量の中で、最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説いたします。
- 受講者の声
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制振・遮音・吸音といった異なる防音対策について理解がすすみました。ありがとうございました。
大変勉強になりました。制振、遮音、吸音と様々な手法が、どのような周波数分野に適しているか、これまで漠然としていましたが明確になりました。
振動低減手法の基礎が理解出来ました。本講義内容を基本に業務に活用させていただきます。
分かりやすく解説いただきありがとうございました。理解が浅い部分はテキストを見返し復習したいと思います。
騒音の低減手法について予測と方法について聞くことができて為になった。
プログラム
1.音と振動の基礎
1 振動・騒音低減の考え方と主な手法
2 防音材の基礎
2.ヘルムホルツレゾネータによる騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 ダイナミックダンパーとの比較
3 減衰レベルの予測と評価
4 最適な寸法・構造
3.遮音材料による騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 透過損失と挿入損失
3 質量則とコインシデンス効果
4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
5 有限要素法による透過損失の予測
6 自動車用防音材への応用
4.音響メタマテリアルによる遮音
1 音響メタマテリアルの基本
2 レゾネーターを用いた音響メタマテリアル
3 一重壁の遮音性能向上
4 二重壁の遮音性能向上
5.吸音材料による騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 吸音率とその測定方法
3 Biotモデルによる吸音率の予測
4 微細空間における吸音
5 吸音材配置の最適化
6.均質化法による吸音材料設計
1 吸音材の微視構造
2 電子顕微鏡(SEM)による微視構造の特徴化
3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証
5 セルサイズ・セル間膜の吸音率への影響
6 繊維径・繊維間距離の吸音率への影響
7 均質化法による Biot パラメータの同定
8 微視的パラメータによる Biot パラメータの表現
9 セルサイズ・繊維径・繊維間距離の最適設計
質疑・応答
略歴
1998年3月 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻修了
同年 三菱自動車工業株式会社研究部
2005年2月 日産自動車株式会社先行車両開発本部
2011年4月 工学院大学 工学部機械工学科 准教授
2013年 JAXA 客員研究員
2020年4月 工学院大学 工学部機械工学科 教授
学会等
日本機械学会
日本音響学会
計算工学会
自動車技術会
制振工学会
日本機械学会
D&S部門広報委員
日本機械学会
計算力学技術者検定講師
制振工学会幹事 など