不具合対応に追われる手戻り型開発から脱却し、設計段階で品質を作り込む「フロントローディング」。現場から推進できるスモールスタートの手法を具体例を交えて解説します。CAE活用による設計品質向上、効率的な開発プロセス構築、コストダウンを同時に実現するための実践ポイントを習得できます!
- 講師
神上コーポレーション株式会社 代表取締役 鈴木 崇司 先生
機構設計、材料/構造アナリスト
元 富士通株式会社
- 日時
- 2025/11/19(水) 13:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
経営者層(プロセス改善を目指したい)
プロジェクトマネージャー、
若手技術者(効率的な開発プロセスに興味のある)
- 予備知識
特に必要はありません。
- 習得知識
1)効率的な開発
2)設計の実施推進
3)コストダウン
4)プロセス改善 など
- 講師の言葉
多くの企業でDXが進められ、デジタルツインやメタバースといった言葉が飛び交う中、皆さんの会社では「CADを導入したからDXは完了」と満足していませんか?現場からは、「ツールは入ったが、根本的な問題は解決していない」「このままでは設計品質が上がらない」といった切実な声が上がっています。
本当のDXは、単にデジタルツールを導入するだけでは実現できません。ありとあらゆるものづくりのプロセスをデジタルとアナログの両面でつなぎ、改善することこそが重要です。そして、その改善を最も効果的に推進できるのは、他でもない「現場」の皆さん自身です。
本セミナーでは、不具合を未然に防ぎ、設計品質を劇的に向上させる「フロントローディング」について、その本質を徹底解説します。フロントローディングとは、開発の下流で慌ただしく修正するのではなく、企画・設計段階で徹底的に作り込むこと。これにより、手戻りの労力を大幅に削減し、開発をポジティブに進められるようになります。
大規模なシステム導入ではなく、誰もがすぐに始められる現場発のスモールスタート改善策を、具体的な事例を交えてお伝えします。このセミナーが、皆さんの日々の業務改善とプロジェクト運営の一助となり、現場からフロントローディングを作り上げるきっかけとなれば幸いです。一緒に、より良いものづくりの未来を築きましょう。
- 受講者の声

とても分かりやすい講習、ありがとうございました。

実務に役立ちそうでよかった。時間も適度で集中して聞けました。

分かりやすい解説ありがとうございました。

非常に参考になりました。大事な箇所は演習なども交えながら、より掘り下げてもよいかと思いました。
プログラム
1.フロントローディング/設計品質とは
(1) フロントローディングとは 一般的に言うフロントローディング
(2) 設計品質とは 品質における設計の位置づけ
(3) デジタルツインとは デジタル化の中でもものづくりへの影響
(4) 現場からの突き上げ 設計品質やフロントローディングを支える現場力
(5)Industry4.0(5.0)、Siciety5.0の中におけるフロントローディング/メタバース/デジタルツイン
2.フロントローディング型設計にはシミュレーション(CAE)の活用
(1) フロントローディング設計開発とは
・開発プロセスの比較
・メリットとデメリット
・心構え
(2) CAEとは
・設計への活用と専門チームの必要性/弊害
・ものを作らないモノ作り
(3) 低コスト&超最短開発への準備
(4) スモール開発に向けて
(5) 大事なことはリアルとヴァーチャルの融合
(6) CAE事例
3.品質改善に向けて
(1)体制作り
(2)品質視点からフロントローディングに向けて
(3)設計品質こそが最善のQCDを作り上げる
4.データの一元管理そしてDX/AI活用
(1)一元データからのプロセス、そのためのDX
(2)AI導入のポイント
5.まとめ/スモールスタートの提案
質疑・応答
略歴
神上コーポレーション株式会社 代表取締役
・共同技研化学 技術部/品質保証部/営業 次長(統括)※当時
・富士通株式会社 モバイルフォン事業部 第五技術部
参加団体
•未来共創イニシアティブ(ICF):三菱総合研究所
•DX事業協同組合
•神奈川同友会 北横浜支部
•ものづくりドットコム 専門家
•ワクコンサルティング ディレクターコンサルタント
•サイボウズパートナー レジスタード登録(kintone)
