熱処理の基礎を理解し,実践力を習得するための 熱処理の基礎、目的に合った熱処理・材料の選定と熱処理の品質検査及び不具合事例

熱処理と鉄鋼材料の基本知識,熱処理の特徴,鉄鋼材料の使用目的に合った熱処理の選定方法と留意点,
  熱処理の品質検査と不具合事例とその対策について演習を交えて解説する実践的セミナー!!

講師 テクノサポートオーテス 代表
(株) ワールドテック 講師 岡本 邦夫 先生
  愛知工科大学非常勤講師
  (株)デンソーにて開発・設計,(株)デンソーテクノにて技術教育に従事,その後現職
日時

2018/3/14(水) 10:30 ~ 17:20

会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
講師 テクノサポートオーテス 代表
(株) ワールドテック 講師 岡本 邦夫 先生
  愛知工科大学非常勤講師
  (株)デンソーにて開発・設計,(株)デンソーテクノにて技術教育に従事,その後現職
日時 2018/3/14(水) 10:30 ~ 17:20
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円

受講対象

 業種を問わず、開発/設計、生産技術などに従事する初級~中級レベルの技術者

予備知識

 特になし

習得知識

 1)鉄鋼材料と熱処理の基本知識を習得できる。
 2)熱処理の特徴とその応用例を学べる
 3)鉄鋼材料の使用目的を考慮した熱処理の選定方法と留意点を学べる。
 4)熱処理による不具合事例とその対策を学べる。

講師の言葉

 電気・電子産業や、自動車産業などは多くの材料で支えられている。高品質、高信頼性が確保できているのは
 熱処理や表面改質のおかげであるといっても過言ではない。熱処理の知識をよく理解していないと良い材料を
製造できないし、使いこなすこともできない。
 熱処理について無理解であると材料の優れた性質を使いこなせないだけでなく、重大なトラブルを
引き起こしてしまうことすらある。
 本研修の狙いは、講師からの一方的な講義ではなく、講師と受講者との双方向のやり取りや、演習及び
グループ討議を通じて、基礎知識の理解を深めていただくとともに、実践力をも習得していただくことです。

プログラム

1) 熱処理の概要
 熱処理は多くの工業材料で用いられているが、基本となるのが鉄鋼材料における熱処理である。本章では熱処理の概要と
 熱処理事例を解説する。
(1)熱処理とは
(2)熱処理技術の活用事例など
2) 鉄鋼材料の基礎知識
 鉄は他の金属とは大きく異なる“同素変態”という性質を有する。本章では鉄鋼を題材に最も大切な基本について解説する。
(1)鋼の特性
(2)合金とは
(3)鉄鋼材料の変態とは
 (4) 鉄-炭素(Fe-C)系平衡状態図とは
(5)鉄鋼組織の観察
 (6)等温変態特性(TTT曲線)
 (7)連続冷却変態曲線(CCT曲線)
 (8)合金元素の分類と作用
3) 熱処理の手法と仕組み
 鉄鋼材料の熱処理方法には、その材料要求特性に合わせて様々な方法がある。本章では各種設備、焼きならし、焼入れ、
 焼き戻しの基本的な方法と理屈を解説する。
(1)熱処理作業の流れ
(2)熱処理設備(加熱炉・温度管理・雰囲気ガス)
(3)焼きなまし
(4)焼きならし
(5)焼入れ
(6)焼き戻し
(7)時効処理と固溶化
(8)残留オーステナイトとサブゼロ処理など
4) 金属材料と熱処理方法
 鉄鋼材料は基本となる炭素鋼に、種々の合金元素を入れ、各種要求特性を作り出すことができる。その各種材料に必要とする
 特性を付与するのが熱処理である。本章では各種材料の組成、熱処理について解説する。
(1)鉄・鋼・鋳鉄の違い
(2)鉄鋼の製造方法
(3)鉄鋼材料の呼び名の体系
(4)鋼材中の炭素の役割
(5)各種鋼材と熱処理(機械構造用炭素鋼、機械構造用合金鋼、特殊鋼としての工具鋼、ステンレス鋼、アルミニウム合金、
  銅合金ほか)
5)  使用目的を考えた熱処理の選定方法
 用途によって、高強度、耐疲労性、耐衝撃性、耐遅れ破壊、耐摩耗性など
  様々な要求特性がある。この要求特性に対し適正な熱処理方法について解説する。
 (1)熱処理の目的
 (2)強さを増すには
 (3)耐疲労性を向上するには
 (4)耐衝撃性を向上するには
 (5)耐摩耗性を向上するには
 (6)内部応力を除去するには
 (7)加工性を向上するには
6)  使用目的と後処理を考えた材料の選定方法
 機械部品は機能、使用環境、負荷などの条件によって、形状、材質、硬さ、熱処理などが
 決められる。本章において、これらの要求仕様に対して適正な材料の選定方法について解説する。
 (1)焼入れ性から見た選び方
 (2)引張強さから見た選び方
 (3)耐疲労性から見た選び方
 (4)耐摩耗性から見た選び方
 (5)その他―鋼材の特性から見た選び方
7)表面硬化および表面改質法
 使用部品の内部の靭性を保ち、表面近くをより硬化して耐摩耗性、疲労強度、耐食性などの特性向上を図るのが
 表面硬化法である。 本章では表面改質技術の概要を解説する。
(1)表面硬化法の基本
(2)熱処理の種類
 (3)表面改質の種類
8)  熱処理品の品質検査と熱処理の不具合事例
(1)硬さ試験
(2)材料強度の検査
(3)非破壊試験とは
(4)変形特性とは
(5)熱処理のトラブルの種類
(6)不具合事例

講師紹介

 略歴:1973年4月~2005年3月:(株)デンソー(旧日本電装㈱)開発部にて車載用セラミックス製品、空気浄化フィルタ、
   燃料電池関連システムの開発・設計。
    2005年4月~2009年3月:(株)デンソーテクノ((株)デンソーグループ会社)人材育成部にて技術者教育の企画と実践
    2009年11月~現在:テクノサポートオーテス代表。自動車関連企業等の技術者を対象に技術教育を支援。
    主な分野は、・ねじ締め・トライボロジー・自動車用シール技術・鉄鋼材料の熱処理・表面処理・接着剤・VE実践・ゴム・樹脂です。
    現在、(株)ワールドテック講師、愛知工科大学非常勤講師

 著作:1996年―自動車工学シリーズ「カーエアコン」共著・・山海堂
研究業績:1995年JSAE(自動車技術会)発表(テーマ:車室内空気の清浄化技術)、
     1996年SAE International国際会議発表(前記の関連テーマ)。