
不具合の根本原因を究明し根本的解決を図るための
再発防止の決め手 『なぜなぜ分析』 ~仕組みに落とし根本解決~
品質問題の根本にある「管理の不足」や「仕組みの不備」を明確にし,
真の原因を究明し対策する「なぜなぜ分析」について講義,事例,演習で具体的な現場実践力を身につける特別セミナー!!
- 講師
(株)ワールドテック 講師 皆川 一二 先生
(株)デンソーにて製品開発設計に従事,(株)デンソーテクノにて設計部長,品質教育講師等歴任後,現職
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
“品質不具合を根本的になくしたい!”という意欲が必要です。
習得知識
なぜなぜ分析は“人の行動”、“仕組み”に注視することがキーポイントです。 そして、その“発生原因”と“流出原因”の両面で真因を究明し、 “発生防止”と“流出防止”の両面で “仕組み”の改善を行うことが重要です。 学習の理解度は講義のみでは10%、事例で30%、演習で75%です。(学びのピラミッドより) 本セミナーでは、講義、事例、演習の3段階で学び、“なぜなぜ分析”の現場実践力を身に付けることが できます。
講師の言葉
不具合を対策したのに、同様な不具合が発生してしまった。A製品の不具合対策をしたのに、今度は B製品で同類の不具合が発生してしまった。いろいろ対策をしているのに、なかなか、不具合が減らない。 このようなことでお悩みの方はいらっしゃいませんか?不具合の表面的な原因(直接原因)のみを 処置しても、その根本にある“管理の不足”や“仕組みの不備”が放置されたままでは、同様の不具合や、 形を変えた不具合が、別の製品や別の工程で再発します。 昨今の品質問題で、お客様の品質に対する目が一段と厳しく、大きな品質問題を発生させると 会社存続の危機となってしまいます。仕組みの改善を徹底的に行い、大きな品質問題を徹底防止するため、 今後ますます“なぜなぜ分析”が必要となります。 『なぜなぜ分析は』この根本にある“管理の不足”や“仕組みの不備”を明確にし、真因の究明と対策を する方法です。 本研修は、(1)講義で手法を知り、(2)事例でさらに知識を深め、(3)演習で具体的な実施方法を 体得するという、3段階で学び、『なぜなぜ分析』の実践力を身に付けることができます。
プログラム
1.事例事故とその教訓 1)事故事例 2)事故の「事象」と「真因」 3)事故原因とその対策 4)教訓 2.『なぜなぜ分析』の準備 1)なぜ『なぜなぜ分析』が必要か 2)『なぜなぜ分析』とは 3)特性要因図と『なぜなぜ分析』の比較 4)『なぜなぜ分析』チームリーダの役割 5)『なぜなぜ分析』を実施する道具 3.『なぜなぜ分析』の手順 1)直接原因の把握 2)事象関連図の作成 3)問題点の抽出 4)真因究明“5なぜ” 5)対策案の列挙 6)対策の決定 7)対策の実施 8)対策の評価 4.演習 ・タイタニック号はなぜ沈没したのか? ・なぜ多数の死者が出たのか? 4-1.演習内容 1)『なぜなぜ分析』演習概要 2)『なぜなぜ分析』演習問題 3)『なぜなぜ分析』役割と留意点 4)演習に使用する道具 5)発表時の役割 6)発表、討議のポイント 4-2.演習 1)『なぜなぜ分析』実施 2)全体の流れ確認 4-3 発表&討議 5.まとめ 1)『なぜなぜ分析』まとめ 2)真因究明からシステム改善 6.質疑応答
講師紹介
略歴 1966 年株式会社デンソー(当時は株式会社日本電装)に入社以来、2000GTをはじめ 多くの燃料噴射装置や電子式燃料噴射装置(以下 EFI)の開発設計に従事。 また、EFI 用コンポーネント(インジェクタ、エアフロメータ、フューエルポンプ、 スロットルボデー等)の開発設計も担当。 車載システムと製品開発設計で豊富な経験がある。 2003 年株式会社デンソーテクノで EFI 用コンポーネント設計部長。 その後品質管理部で品質教育企画及び品質教育講師。 現在、株式会社ワールドテックにて開発設計・品質研修のコンサルタント及び研修講師として活躍中。 研究業績(研究発表・論文・著書・記事掲載) 「深化したビジュアルコーポレーション「e-Video」の衝撃」、NEW MEDIA、1999 年 11 月号、PP67-68 「新コロンブスの卵作戦-強い賞品企画に挑む」、エレクトロニクス、2000 年2月号、PP70-71 「ビジネス・リポート ボイスメースとテレビ会議の上手な使い方」「テレビ会議で開発期間を大幅短縮」、 日経ビジネス、2000 1-17、PP104-105 「ANSYS DesignSpace User 訪問 シミュレーション普及のための「シミュレーションファースト活動」を推進」ANSYS Product News 2000 Autumn、PP08-11 「技術者塾インタビュー「一流の設計者」に必須の品質講座を網羅」、日経ものづくり、20 16年2月号、PP116-119 研究業績(特許出願) 1996-326616号 内燃機関用燃料供給装置 1998-318051号 燃料タンク内圧制御システム 1998-311255号 蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置 1998-047189号 内燃機関の燃料供給装置及びその制御方法 他30件出願 学会活動 所属学会 日本機械学会 日本自動車技術会(永年会員) 品質管理学会 品質工学会 活動 ・平成 12 年~平成 22 年:トヨタグループ SQC 研究会に所属し、副査(グループまとめ役)、 アドバイザーとして活躍した。 ・平成23年:日本科学技術連盟主催のソフトウェア品質管理研究会にて、ソフトウェアの品質管理研究を 行った。