
機械装置の摩耗や焼き付きを防止するための
摩擦、摩耗、潤滑のメカニズムと潤滑剤の活用 -自動車の潤滑を例として-
摩耗と焼き付き,潤滑剤の特性や使い方,自動車の潤滑を例として
潤滑剤の活用についてユーザーの視点から解説する特別セミナー!!
- 講師
NPO法人 テクノプロス 副理事長 工学博士 川村 益彦 先生
(株)豊田中央研究所 情報特許部長を経て現職
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
とくにありません
習得知識
トライボロジー、潤滑剤、添加剤、自動車の潤滑、エンジン油、加工油の基礎知識
講師の言葉
潤滑剤は機械装置を摩耗や焼き付きから守り、円滑な動きで消費動力を低減する働きがあり、コストダウンは もとより、資源やエネルギーの無駄を省き、環境を保全する大切な役割を持っています。 しかし、潤滑剤が用いられる機械の可動部分は材料、荷重、速度、温度などが多種多様であるため、これらの 箇所を適切に潤滑するには潤滑剤の特性や使い方に関する理解が不可欠です。 自動車の潤滑を例として潤滑剤とその添加剤の基礎と応用についてユーザーの視点から解説します。
プログラム
1.はじめに 2. 潤滑のしくみ 2.1 トライボロジー ・摩擦の正体 ・トライボロジー 2.2 トライボロジーの舞台 ・固体の表面・界面 ・接触 2.3 摩耗と焼き付き ・ざらつき摩耗 ・凝着摩耗 ・腐食摩耗 ・疲れ摩耗 ・微動摩耗 2.4 潤滑の3領域 ・ストライベック線図 ・流体潤滑 ・弾性流体潤滑 ・境界潤滑 2.5潤滑剤 ・潤滑油の性質 ・粘度特性 ・潤滑油の成分 ・油性向上剤 ・極圧添加剤 ・粘度指数向上剤(VII) ・清浄分散剤 2.6グリース ・グリースの構造と組成 ・使い方 2.7 固体潤滑剤 ・黒鉛 ・二硫化モリブデン ・PTFE 3.自動車の潤滑 3.1自動車のトライボロジー 3.2ガソリンエンジン油 ・エンジンの潤滑部位 ・エンジン油の規格の変遷と組成 ・ZnDTP ・有機モリブデン ・粘度規格とVII ・使用に伴う変質 ・最近の動向 ・エンジン油の使い方 3.3ディーゼルエンジン油 ・使用に伴う変質・ 3.4動力伝達系の潤滑 ・自動変速機 ・歯車の潤滑 4.加工油 ・切削研削油剤 ・塑性加工油 5.メンテナンス 6.まとめ
講師紹介
元(株)豊田中央研究所 情報特許部長 元三重大学大学院 講師 元名城大学大学院 講師、 〈一般社団法人〉 日本トライボロジー学会 会員 トライボロジースーパーバイザー NPO法人テクノプロス 副理事長 川村理科教室 主宰