
塗布現場で発生する問題解決のための
精密塗布技術の基礎と現場におけるトラブル事例とその対策
~実際に現場で役に立つトラブル解決策~
精密塗布技術の基礎と異物,ゴミ,塗布スジ,塗布ムラ,膜厚不均一,泡,ブレード管理,シワ,スクラッチ等ダイコートと
グラビアコートの現場で発生する問題と解決策について解説する特別セミナー!!
- 講師
有)金子技術事務所 代表取締役 金子 四郎 先生
富士写真フィルム(株)にて生産・製造技術関連業務に従事の後、現職
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
コーティングの基礎知識は欲しい。コーティングの経験者
習得知識
1)基本的な塗布技術を理解
2)ダイコートで発生する問題点と解決策~異物,ゴミ,塗布ムラ,膜厚不均一等~
3)グラビアコートで発生する問題点と対策~スジ,ムラ,シワ,膜厚不均一,ブレード管理,スクラッチ等
講師の言葉
精密塗布技術を機能性フイルムの実用化等に応用展開する場合の技術的な課題やポイント、さらに、 開発段階で考慮すべき課題(処方設計・塗布技術・送液技術)などについて言及したい。 今回は、特に現場技術者から要望の強い、塗布現場で発生すると思われる問題点を重点的に検討し、 その対策方法について述べる。 具体的には、機能性フイルムの実用化時に多く利用されているダイコートとグラビアコートの現場課題 (異物、ゴミ、塗布スジ、塗布ムラ、膜厚分布の不均一化、泡,ブレード管理、シワ、スクラツチ・・・)を中心に、 現場技術者に役立つ内容にまとめた。
プログラム
1.精密塗布技術の位置付け (1) 塗布技術の位置付け(処方設計・塗布技術・送液技術) (2) よく利用されている塗工方式 (ダイ、マイクログラビア・・・等) (3) 各コーターの特徴,塗布量Control方法 (4) 設備技術の対応 ①先端形状の加工仕上げ精度の向上 ②先端への超硬合金、HIP技術の導入 2.各コーター実用化時の現場で発生する問題点とその解決策 2-1:ダイコート で発生する問題点とその解決策 (1)塗布スジ対応の発生原因と対応 ①ダイ先端部への泡のトラップ ②ダイ先端部へのブツ(異物)のトラップ ③ベースに付着しているゴミ(異物)のトラップ ④ダイ先端部またはスリット部での塗液の乾き ⑤ダイ先端エッジ部でのベース削れ (2)塗布ムラ(横段ムラ、塗布ムラ、乾燥ムラ) (3)機能性フイルムのクリーン化技術(異物、ゴミ対策) (4)巾方向の膜厚分布の均一化対応 (5)ダイの最近の課題 2-2:Micro Gravure Coatで発生する現場の問題点とその解決策 (1)塗布量管理? (2)液濃度の変化? (3)ブレード管理? (4)スジ故障 (5)ムラ故障 (6)厚さの不均一対応 (7)シワ (8)Scratchの問題 (9)Rainbow ムラ (10)Blade,Gravure Rollの検討課題
講師紹介
東京工業大学大学院理工学研究科 化学工学専攻(修士) 技術士(化学部門) 富士写真フイルム(株)入社 生産・製造技術関連業務 平成4年より日本・海外においてコンサルティング業務 現在も毎月海外出張中 著作 コーティングの専門書の中で、多数の著作あり 現在もコ―ティング関連、製膜関連のコンサルティング継続中