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検査の見逃し,バラツキをなくし精度向上を図るための

外観検査・官能検査の効果的進め方と検査精度向上・改善のポイント

外観検査・官能検査の改善のポイント,検査規格の設定,出荷判定,検査環境,検査員教育について具体的に解説する特別セミナー!!

講師

株式会社コーセー 群馬工場 資材課 課長 堀田 一美 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

特に必要ありません。

習得知識

「規格の設定、出荷判定、検査環境、検査員教育、海外調達品改善」の進め方
1)外観検査・官能検査の留意点と改善のポイント
2)精度・効率を考えた規格基準,検査見本の作製
3)判定・処置を確実に,迅速に進める検査結果の取り扱い
4)見逃し・検査バラツキを低減する検査環境の設定
5)識別能力を高める教育訓練
6)自動検査の上手な取入れ方
7)海外調達品の品質課題

講師の言葉

 化粧品はお客様のライフスタイルの変化により流通販売チャネルが多様化しており、必然的にブランドや価格帯で
お客様が期待する使用性や機能面、デザインや形状、色、香り、安全性などの品質水準が多様化しています。
 商品外観の出来栄えは購買の大きなファクターとなり、外観の検査の基準化や官能検査の精度管理などの
確立が重要です。また、検査においても作業の効率化・自動化や判定の迅速化、海外調達品の拡大など多くの
課題があります。
 原材料から完成品にいたる全般の「外観品質検査」の進め方について手順や実施方法をできるだけ具体的に
講義します。
 化粧品を題材としていますが、医薬品、食品、日用品をはじめとして、その他広く業種の「外観検査」のお役に
立てると思います。

プログラム

 

1.商品(マーケット)の多様化と外観検査の役割
 1-1 商品機能の保証と外観検査の役割
 1-2 外観検査・官能検査におけると判断の誤差因子とその管理
2.外観検査・官能検査の留意点と改善のポイント
 2-1 検査精度と作業効率の両立は?
 2-2 管理者・監督者・検査員の役割
 2-3 ステップごとの留意点と改善のポイント
3.精度・効率を考えた規格基準・検査見本の作成
 3-1 機能別品質保証と規格化(検査項目の明確j化)
 3-2 検査担当・顧客・外注先との規格基準の共有
 3-3 価格帯別、販路別などの商品の判定基準(AQL)の考え方
 3-4 標準見本・限度見本の制定および更新・管理
 3-5 商品苦情(クレーム)と判定基準への反映は?
4.判定・処置を確実かつ迅速に進める検査結果の取扱い
 4-1 抜取り検査と全数検査の運用課題と改善のポイント
 4-2 判定ミスの原因追及と再発防止
 4-3 判定責任者の取るべき行動とは?
 4-4 規格・基準化が「ない」「できない」時の判断と処置方法は?
5.見逃し・検査バラツキを低減する検査環境の設定
 5-1 環境が検査員に与える影響(誤差因子)とは?
 5-2 検査室の「照明、光源、空調、音、レイアウト」の留意点と改善は?
 5-3 検査時間と休憩の取り方は?(その他Q&A)
6. 識別能力を高める教育訓練(識別力の校正と調整)
 6-1 検査員に求められる資質・力量(生理的識別能力/精神的識別能力)とは?
 6-2 官能検査(比色と匂い)の能力テストと訓練の実施例
 6-3 検査員認定・更新の基準や訓練期間はどうすればよいか!
7. 識別能力評価の実演
 7-1 不良検出能力評価(はなまるテスト)の実演
 7-2 色識別能力評価の実演
8.自動検査の上手な取入れ方
 8-1 自動検査機でできること、できないこと
 8-2 自動検査機導入の注意事項
9.品質における海外調達品導入の課題
 9-1 品質に対するギャップ(アジア圏、欧米圏)とは?
 9-2 導入および改善指導のステップ

講師紹介

  ・日本品質管理学会 会員
  ・著作 :2011年 情報機構 「外観検査における検査員対応」「化粧品における外観検査事例」 他