
派生開発で発生する問題を改善するための
ソフトウェアの派生開発を成功させるプロセス改善の極意と仕様変更管理のポイント
縲弭DDPとUSDMを組み合わせた効果的な開発方法縲鰀
派生開発の問題を大幅に改善できる「XDDP」による派生開発,仕様変更管理を解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社 システムクリエイツ 代表取締役 清水 吉男 先生
著書:a.「[改訂第2版]要求を仕様化する技術・表現する技術」(技術評論社)
b.「『派生開発』を成功させるプロセス改善の技術と極意」(技術評論社)
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
当日の受講効果を上げるために、拙著のa.bを事前に読んでおくことをお勧めします。
習得知識
1)「USDM」を使った要求仕様の作成技術
2)「XDDP」を使った派生開発プロセスの考え方
講師の言葉
今日、多くの組込み製品やソフトウェアシステムの要求は「派生開発」になっているにも関わらず、そこで行なわれている 開発プロセスは派生開発の要求にマッチしていない。当然、プロセスのミスマッチに起因するバグが多発し、その修正に 多くの時間が費やされ、その中でソフトウェア技術者も疲弊している。さらに、何度も修正されることでソースコードが劣化し、 派生開発を一層難しくしている。挙げ句の果ては、その事業から撤退せざるをえない事態にも陥る。これが日本の製造業が 行き詰まっている姿である。 今日、ソフトウェアでビジネスの勝負がつく時代である。「XDDP」は派生開発の特徴に対応するように考案したプロセスであり これによって、派生開発の問題を大幅に改善できる。先ずは、「XDDP」で派生開発を制覇するしかない。 その上で、勝つための 新規開発に備えて欲しい。21世紀の時代に、競争に勝ち続けるには両方の技術を持っていることが重要である。「XDDP」は その後も使い続けることができる技術である。
プログラム
1.派生開発の現状と混乱 1)見つけ次第の変更によるデグレード 2)要求とプロセスのミスマッチによる混乱 2.派生開発の特徴 1)変更と機能追加 2)部分理解の状態での作業 3.XDDPによる派生開発 1)XDDPを支える2つの技術 2)追加機能と変更でプロセスを分ける 3)派生開発プロセスをPFDで表現 4)追加機能要求仕様書 5)要求を表現する 6)要求の抽出 7)要求に「理由」をセットすることの意味 8)要求と仕様の階層化 9)仕様の条件 10)仕様から要求を立てる 11)変更3点セット 12)変更要求仕様書 13)beforeとafterで表現 14)変更TM(Traceability Matrix) 15)変更設計書 16)ソースコードの変更 17)正式文書の更新 4.XDDPにおける非機能要求 1)作り方の品質要求の表現 2)品質を織り込むための技術 5.XDDPにおける仕様変更管理 1)ベースライン設定のタイミング 2)一つにまとまった要求仕様書 3)TMの有効活用 4)変更を遅らせることの効果 6.XDDPの効果と導入時の注意
講師紹介
1968年からソフトウェアの世界に入り,一般のビジネスシステムからオンラインシステムの開発まで黎明期の システム開発に携わる。 1977年に組み込みシステムの世界に転じ、POSシステムでは世界で最初の5万件の単品管理システムを完成、また インクジェットプリンターや内線電話のデジタル化システムなど多くの製品のソフトウェアを開発。 この間の20数年間、独自に開発した要求仕様の表記法や派生開発のプロセスによって、約40件の開発で納期遅れ 仕様トラブルもなし。 1990年頃にCMMと遭遇したのを機に,それまでの成功事例を元にして、たとえば要求の仕様化技術を「USDM」として まとめ、また派生開発に特化した開発プロセスを「XDDP」としてまとめたりして、95年に「QCDの達成」を旗印にした プロセス改善のコンサルティングに転向して今日に至る。 2010年に派生開発推進協議会(略称AFFORDD)を設立し、その代表として派生開発の技術の普及活動を開始。 「硬派のホームページ(http://homepage3.nifty.com/koha_hp/) ブログ(http://kohablog.cocolog-nifty.com/) 著書 ①「[改訂第2版]要求を仕様化する技術・表現する技術」(技術評論社) ②「『派生開発』を成功させるプロセス改善の技術と極意」(技術評論社) 「わがSE人生に一片の悔いなし」(技術評論社) 「SEの仕事を楽しくしよう」(SRC)