
プラスチック破損トラブルを短時間で解決するための
破面解析を活用したプラスチック成形品破損対策・個別相談付
プラスチック成形品の破面解析の方法,製造時および使用時の不良対策,
クラックの原因と対策について具体的に解説する特別セミナー!!
- 講師
青葉技術士事務所 所長 青葉 堯 先生
技術士(化学部門) CMfgE(米国・生産技術部門)
著書「射出成形金型設計・製造」
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
プラスチックの基礎知識、射出成形の基礎知識
習得知識
1) 射出成形と金型のトラブル解決の具体策 2) プラスチック成形品の製造時及び使用時の不良対策 3) プラスチック成形品のクラックの種類、プラスチック成形品のクラックの原因と対策 4)プラスチック成形品の破面解析の方法
講師の言葉
プラスチック成形品破損の問題解決は、安全上極めて重要であり、製造時の対策及び使用時の対策を最優先する。 プラスチック成形品破損の原因は、異物、バリ、ボイド、ウエルドライン、シャープコーナー、薄肉、溶剤あるいは 薬品などである。これらは、プラスチック成形品の破面観察と解析でわかる。割れの起点、亀裂の伝搬方向、荷重波形、 破壊形態(衝撃、延性、疲労、溶剤)を特定する。 破損トラブルは突然におき、直ちに解決しなければならないものである。しかも、原因がはっきりしないことが多い。 これをいつまでも追求していると解決のタイミングを失する。実際に短時間で解決できるのは、豊富な経験で得られた 秘密のノウハウがあるからである。そのノウハウも90%は基礎技術であることに注目して、経験が不足でも、 直ちに解決できるようにアドバイスする。 即ち、100%の解決を目指すよりも、短時間で90%解決する方法を示すことにし、ここに、具体的対策として、16項目を挙げた。
プログラム
第1章 破面画像の解析1(現象) 1 脆性破壊 2 延性破壊 3 剪断破壊 4 疲労破壊 5 クリープ破壊 第2章 破面画像の解析2(原因) 1 異物 2 バリ 3 ボイド 4 ウエルドライン 5 シャープコーナー 6 薄肉部 7 溶剤あるいは薬品 第3章 破面観察の方法 1 割れの起点 2 亀裂の伝搬方向 3 荷重波形 4 破壊形態 第4章 破損対策の具体策 1 シャープコーナー破損の対策 2 ゲート破損の対策 3 抜け不良破損の対策 4 単純応力破損の対策 5 残留応力破損の対策 6 環境応力破損の対策 7 熱応力破損の対策 8 熱劣化破損の対策 9 成形材料過熱の破損の対策 10 再生材料使用の破損の対策 11 低温脆性による破損の対策 12 耐候性不足による破損の対策 13 ウエルドラインの破損の対策 14 バブルによる破損の対策 15 異物による破損の対策 16 ガラス繊維の抜けによる破損の対策 質疑応答 1 総合討論(事例研究) 2 海外工場と日本工場の特徴(日本工場の生きる道) 3 個別相談(サンプル等ご持参下さい)
講師紹介
専門:熱可塑性プラスチックス精密射出成形品の成形・金型および応用製品の技術開発。 著書:射出成形金型設計・製造」(2008)は、多数のプラスチック成形工場及び金型工場で使用されている。 経歴:早稲田大学第一理工学部機械工学科卒業(1960)。 会社は東芝1社にしか勤務したことがない(1960-1990)。 青葉技術士事務所開設(1990-現在)。 国士舘大学と早稲田大学で、新素材工学及びプラスチック成形金型の講座を担当。 世界各国で成形と金型のトラブルを解決。 現在、日本合成樹脂技術協会理事ほか。