
実務に活かすための
設備・装置のバリデーションへの考え方と進め方
-バリデーション/キャリブレーションとドキュメントの実際-
※講師体調不良のため中止となりました
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1. 設備・装置のバリデーションの基本的な考え方が理解出来る。 2. 設備・装置のバリデーションの進め方が把握出来る。 3. バリデーション実施計画書の作成に必要なことが分かる。 4. バリデーション作業を実施するときの重要ポイントが分かる。 5. ドキュメントのポイントが分かる。 6. 改定バリデーション基準のポイントが分かる 7.「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」「PIC/S GMPガイドライン」など新しい規格との関連性が分かる。
講師の言葉
医薬品・医療機器・細胞培養の製造設備・装置に要求されるValidation/Calibrationをフィールドで実施する立場から、 「バリデーションの基本的なアプローチの仕方」「各段階の具体的アプローチの仕方と実施方法」 「バリデーション実施計画書の作成のポイント」「バリデーション作業の妥当性」「バリデーションドキュメントの実際」 等を具体的な資料(補足資料)を用いて解説します。 併せて、 「改定バリデーション基準」「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」「PIC/S GMPガイドライン」等の 最近の規格との関連性もご紹介します。 また、より理解を深めるために、現場で起こった疑問とその対応例を解説します。
プログラム
1.設備・装置の主なバリデーション規格の要求内容 1.1 バリデーション基準 1.2 コンピュータ化システム適正管理ガイドライン など 2.バリデーションの基本的なアプローチの仕方(考え方) 2.1 バリデーション実施のスタンス 2.2 バリデーションの根拠は機能分析から 2.3 バリデーションの機能関連図 2.4 バリデーション実施項目の導き方 2.5 実施項目の実例 3.各段階の具体的アプローチの仕方(考え方) 3.1 バリデーションの各段階とその概要 3.2 DQ:設計時適格性評価 3.3 IQ:設備据付時適格性評価 3.4 CAL:校正(キャリブレーション) 3.5 OQ:運転時適格性評価 4.バリデーション実施計画書の作成のポイント 5.検証実務作業の妥当性 6.ドキュメントの役割と具体例 6.1 ドキュメントの役割 6.2 ドキュメントの具体例 7.ユーザーの立場で見るバリデーションドキュメントのポイント(1)(2)(3) ・手順書(キャリブレーション) ・実施リスト ・教育記録書 ・校正成績書(結果記録書) ・校正証明書 ・実用標準器のトレーサビリティ体系図 ・実用標準器の検査成績書 ・参照標準器のトレーサビリティ体系図 ・参照標準器の検査成績書 8.外部委託での留意点について 8.1 外部委託先との業務の棲み分け 8.2 外部委託先の条件 8.3 外部委託でのメリット・デメリット 9.理解を深める為の「現場で起こった疑問と対応例(Q&A)」 9.1 Q1:校正の定義の解釈を知りたい 9.2 Q2:DQは実施しなければならないのか 9.3 Q3:OQ(運転時適格性評価)は何を実施するのか 9.4 Q4:コンピュータの使用者(ユーザー)と供給者(サプライヤー)の分担はどうしたら良いか? 9.5 Q5:コンピュータ化システムのライフサイクルモデルにおいてDQの検証矢印は 「要求仕様書」「設計仕様書」のみに矢印が向いているが、 DQの定義から考えると「機能仕様書」にも矢印が向いていなくては? 9.6 Q6:実際にプログラムテストとは、どんなことを行うのでしょうか? 9.7 Q7:(プログラムテストと)システムテストとはどう違うのでしょうか? 9.8 Q8:プログラムテスト、システムテストは、 IQ(設備据付時適格性評価)、OQ(運転時適格性評価)とはどうちがうのか? 質疑応答 補足資料例 1. コンピュータ化システム適正管理ガイドラインの作成文書(作業)とその内容 2. クリーンルームの機能関連図(設備・装置の機能分析) 3. クリーンルームの検証の基礎知識(DQ・IQ・CAL・OQ毎の実施項目) 4. バリデーション実施項目の根拠資料の作成の仕方 5. バリデーションの実施項目一覧(サンプル) 6. バリデーション実施計画書のサンプル 7. バリデーションドキュメントの妥当性の流れ(キャリブレーション)
講師紹介
1976年 エヌケイエス(株)入社 各業界の計測制御に携わる 2002年 バリデーションをシステムとして業務確立 ISO90001製品/サービスの範囲《日本初》 「医薬品・医療機器・食品・化粧品等の製造設備・機器のバリデーション業務」 各規格における設備・装置のバリデーションのR&D