
多くの分野で応用ニーズが高まっている
低分子ゲル化剤の分子設計と合成及びその応用
ゲル化剤の基礎知識から実用的なゲル化剤の分子設計・合成
およびゲルの調整法について解説する特別セミナー!!
- 講師
信州大学 大学院 総合工学系研究科 准教授 工学博士 鈴木 正浩先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
必要な予備知識
特になし
受講後の修得知識
■低分子ゲル化剤に関する基礎的な知識やゲル化剤の分子設計・合成およびゲルの調製法。 ■学術的なゲル化剤の利用法
講師の言葉
低分子ゲル化剤は少量の添加で油や有機溶媒あるいは水溶液をゲル化する機能性低分子化合物であり、 現在多くの分野でニーズが高まっています。 特に低分子有機ゲル化剤は、いくつかの分野において実用化されているものもあります。このような研究は 世界的にも活発に行なわれており、工業的な応用だけでなく学術的にも興味があります。 そこで本講義では、まずゲル化剤の基礎的な部分について詳細に説明し、実用的なゲル化剤の分子設計・ 合成から世界で行なわれている研究まで幅広く概説したいと思っています。
プログラム
1.ゲルとは?
(1) ゲルの構造 (2) ゲルの分類
2.低分子ゲル化剤とは?
(1) 低分子有機ゲル化剤 (2) 低分子ハイドロゲル化剤
3.低分子量化合物の形成する物理ゲルと高分子の形成する化学ゲルの違い
4.市販されているゲル化剤とその応用例
5.学術的な見地から見た低分子ゲル化剤
(1) 低分子有機ゲル化剤 (2) 低分子ハイドロゲル化剤 (3) 機能性超分子ゲル
6.低分子有機ゲル化剤の合成とゲルの調製
(1) アミノ酸系有機ゲル化剤 (2) 2成分型有機ゲル化剤 (3) 環状ジペプチド誘導体の有機ゲル化剤 (4) シクロヘキサン誘導体の有機ゲル化剤 (5) その他の低分子量有機ゲル化剤
7.低分子ハイドロゲル化剤の合成とゲルの調製
(1) L-リシン型ハイドロゲル化剤 (2) L-アミノ酸型ハイドロゲル化剤
8.ポリマー型有機ゲル化剤の開発とその特徴
(1) シロキサン系高分子ゲル化剤 (2) グリコール系高分子ゲル化剤 (3) その他の高分子ゲル化剤
9.低分子ゲル化の学術的応用
(1) ゲル電解質 (2) 液晶ゲル (3) テンプレートとしての応用
10.増粘剤の開発
講師紹介
1997年3月 信州大学大学院工学系研究科博士後期課程生物機能工学専攻 修了 1997年4月~2000年3月 日本学術振興会特別研究員 1998年10月から12月 独ブレーメン大学博士研究員(D. Wohrle教授) 2000年4月~2001年3月 米ペンシルバニア州立大学博士研究員(T.E. Mallouk教授) 2001年4月~2005年3月 信州大学大学院工学研究科 助手 2005年4月~2007年3月 信州大学大学院総合工学系研究科 助手 2007年4月~ 信州大学大学院総合工学系研究科 准教授 所属学会:日本化学会・高分子学会・繊維学会・アメリカ化学会・有機合成化学協会・超分子研究会