電気化学の基礎、電極反応解析、インピーダンス法および各種応用事例について、平易に解説する特別セミナー!!
- 講師
ナノフイルム・ラボラトリ 代表 工学博士 永井 順一 先生
旭硝子(株)中央研究所にて各種技術・製品開発を主導、その後現在に至る
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
物理、化学、数学の基礎知識
習得知識
1) 電気化学とその解析法に関する基礎知識 2) 電気化学の応用分野に関する基礎知識 3) 電気化学のさらに高度な専門書を読むための基礎知識
講師の言葉
電気化学は学際的色彩が強く、初心者にはハードルが高いことが多いのですが、必要な基礎知識を平易に解説いたしますので、 自然に電気化学的世界が見えてくるでしょう。また、電気化学の応用として演者の経験した事例を解説いたしますので、 日常の業務に役立てていただければ幸いです。
プログラム
1.電気化学の基礎 電気化学とは 酸化還元反応(Redox Reaction) 電極電位の意味 Pourbaix図の理解と応用 溶液/電極界面での電極反応 2.電極反応解析の基礎 活物質の拡散とその解法スキーム ボルタメトリの基礎 各種駆動方法(定電圧、定電流他) 薄膜電極での充放電反応(有限拡散問題) 3.インピーダンス法の基礎 直流と交流 電極反応とそのインピーダンスの関係 インピーダンスの等価回路 インピーダンスの解析事例 4.応用 銀ナノワイヤの溶解反応 ITOおよび金属酸化物の電気化学的特性 スマートウインドウへの応用 薄膜固体電池 レドックスフロー電池
講師紹介
1977年東京工業大学大学院修士課程修了、工学博士(東京工業大学,1988年)。 旭硝子(株)中央研究所に25年間在籍しガラスへのコーティング技術開発に従事。 電力ピークカットと視覚的快適性を実現するECスマートウインドウ、有機EL(OLED)などの開発を主導。 国際エネルギー機関(IEA)の先進的省エネ窓の国際共同研究プロジェクトに参画しエキスパートとして国際貢献。 その後、東京都立大学(現・首都大学東京)大学院客員研究員、トッキ(株)(現・キヤノントッキ(株))R&Dセンター長などを歴任し、OLED用バリア形成装置、電子ペーパー用有機半導体印刷装置、光配向膜製造装置、レーザーリペア装置等を海外メーカーと共同開発し、製品化。 2012年フリーランス・ナノテクノロジストとして独立。 2014年ナノフイルム・ラボラトリを設立し、同代表として現在に至る。 (社)電気化学会・クロモジェニック研究会幹事。 著作:分担執筆11冊、発表論文多数。