ブロック図は“描く”ものではなく、“伝える”ための設計ツールです。機能連携・信号の流れ・構成意図を正確に可視化することで、上流から下流まで一貫した設計思想を共有できます。配置・表記・階層化の実践テクニックを通じて、相手に伝わるブロック図の描き方を解説します。回路設計・システム設計双方の視点から、設計精度とチーム連携力を高める実践スキルを習得できます!!
- 講師
神上コーポレーション株式会社 顧問 多胡 隆司 先生
株式会社Liberaware 開発部 マネージャ
ソニー株式会社 ディスプレイ事業部、ライフサイエンス事業部など
- 日時
- 2026/2/4(水) 13:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
若手~中堅電子回路技術者
システム全体を見渡したいと思っている方
社外との技術連携を担われている方
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)設計意図を正確に伝えるノウハウ
2)上流設計から実設計へ、モジュール化分割ノウハウ
3)プロジェクト進行の可視化ノウハウ
- 講師の言葉
普段の開発設計業務の中で必要となり書いているブロック図。しかし、「何度も手を入れているのに伝わらない、解ってもらえない」「必要な情報はすべて入れているはずなのにQ&Aが大変」と言うような事が起きてはいませんでしょうか。
電子回路システムで用いるブロック図はビジネス技術イラストとは異なり、解りやすさだけではなく、接続関係や機能連携と言った全体像も同時に表す役割も必要となってきます。このため、配置などの描き方と表記の両方について意識することが重要になります。
今まで様々なプロジェクトにおいて設計検討ツールとしてだけでなく、社内外との連携ツールとしてもブロック図を活用して業務を行ってきた経験から、相手に自分の設計意図をきちんと伝える手段としてのブロック図には抑えるべき基本がいくつかあると思います。ブロック図は作成する人の個性が出ます。プロジェクトや目的によっても構成が異なるため、正解と言うものはありません。ですが、より解りやすく意図を伝える描き方、と言うものはあるのではないでしょうか。
回路設計を主体にされている皆さんだけでなく、システム全体を見渡す必要のある方にもお役に立てると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
プログラム
略歴
ソニー株式会社 ディスプレイ事業部、ライフサイエンス事業部
株式会社Liberaware 開発部 マネージャーを経て現職。
ソニー在籍時にライフサイエンス事業部(FCM開発チーム)や、ディスプレイ事業部(超高精細システム開発チーム)などに在籍し、おもに同社製品の電気設計で実績を上げる。
設備点検用ドローンを手がけるスタートアップ Liberaware社では技術開発部マネージャーとして活動。
