脱炭素・資源循環の流れの中で、「グリーン調達」はもはや一部の企業だけの課題ではありません。国内外の環境規制やChemSHERPA/IMDSなどのデータ要求、サプライチェーン全体で求められる実践的対応策を体系的に解説します。製品設計・調達・品質保証部門が連携し、法令遵守と企業価値向上を両立する“持続可能なものづくり”を実現するためステップが習得できます!!
- 講師
神上コーポレーション株式会社 顧問 平池 学 先生
構造アナリスト
- 日時
- 2026/2/4(水) 14:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:27,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:22,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
各部署のグリーン調達担当者
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)会社の継続に関する環境理解
2)グリーン調達がおよぼす社内外への影響
3)情報整理の重要性 など
- 講師の言葉
私たちは今、活動する分野・業種に関係なく、自然環境保護や持続可能な社会の実現を目指した活動が求められています。特に、気候変動への対応や資源の持続可能な管理、エネルギー消費の削減は、企業にとっての重要な課題となっています。これらの課題に対処するための有効な手段のひとつが「グリーン調達」です。
製品やサービスの調達過程で環境に配慮した選択を行う活動で、ベンダー,サプライヤーともに密接に関連しており、関係する企業全体で責任を共有する活動でもあります。企業がグリーン調達を推進することで、単に環境保護に貢献するだけでなく、持続可能な成長と競争力の強化にも繋がります。また、環境に配慮した製品は消費者からの支持を得やすく、企業のイメージ向上やブランド価値の向上にも寄与します。他にも資源の効率的な利用やエネルギーコストの削減にも繋がるため、経済的なメリットも大きいのです。
グリーン調達は地球規模での取り組みとして、国際機関によって推奨されている活動でもあります。このような国際的動向に対応することで、企業はグローバル市場においても持続可能なビジネスモデルを構築することができます。今後ますますグリーン調達の重要性は増していくと考えられています。
今回は、グリーン調達とは何か,何を行う必要があるのか,何を考えなければいけないのかを導入として説明させていただきます。
皆さんの活動を開始、継続するための一助となれば幸いです。
プログラム
1.グリーン調達の基本原則
1.1 グリーン調達とは
なにをしめす?
1.2 グリーン調達が
必要な理由(ワケ)
1.3 全世界での規制の
種類と判断の仕方
1.4 グリーン調達は組織活動
2.規制、体制、運用
2.1 ChemSHERPA成分表
~規制内容が一目でわかる~
2.2 SDS
~日本国内の安全証明~
2.3 IMDS
~世界で利用される
材料データベース~
2.4 調査の仕方・考え方
~OKなのかNGなのか~
3. 実際に進めてみよう
3.1 最初に流れを考える
~グリーン調達のフローを確定~
3.2 協力体制をつくる
~社内,社外の
コミュニケーション~
3.3 求められている内容を把握
~どんな内容か,どんな資料か~
3.4 外部DBは注意が必要
~IMDSなど
社外データを扱う場合~
3.5 サプライチェーン
~ベンダーとして、メーカーとして“自分たちは何をすべきか”~
3.6 互いに行うこと
~社員教育を繰り返す
・法令遵守~
3.7 継続して行うためには
~エビデンスを残す
「何が目的か」「何を必要か」~
まとめ
質疑・応答
略歴
建築衛生設備(ビル用エアコン)から携帯電話,工場生産設備の設計に携わる。
特に携帯電話の設計についてはガラケー~スマホ・タブレットの開発全般に関わり、その中で強度解析(CAE)について多くの知見を得た。
会社紹介
IoT開発リスクへジャー 開発体制のリスク診断を実施しています(無料)
5ゲン主義に基づく設計&指導
材料から構造設計&指導(化学⇔機構の融合)
トータル製品開発の設計&指導
IoT、ウェアラブル端末機器設計エキスパート
