1. 真値,測定結果,誤差
1.1 誤差は永久にわからない
1.2 真値も永久にわからない
2. 全数検査と抜取検査
2.1 母集団と標本の違い
2.2 知りたいことと実際にわかることの違い
3. 分布とはなにか?
3.1 いろいろな分布
3.2 正規分布の特徴
3.3 ばらつきとかたよりの違い
3.4 平均,分散,標準偏差の意味
3.5 分散,標準偏差の式で,なぜn-1で割るか?
3.6 いつもn-1で割るとは限らない
4. 標本サイズと信頼性
4.1 生データの分布と平均の分布の違い
4.2 測定を繰り返せばばらつきは減るか?
4.3 分散,標準偏差の式で,n-1で割ることの効果
4.4 平均をとれば,どんな分布も正規分布に近づく
5. 実験の3原則
5.1 実験の反復
5.2 実験の局所管理
5.3 実験の無作為化(ランダム化)
5.4 測定回数を決めるポイント
6. 統計的検定・推定の原理
6.1 検定,推定とは?
6.2 第1種の誤り(生産者危険)と第2種の誤り(消費者危険)
6.3 どの解析手法を選択すればよいか?
6.4 母平均の検定(母分散既知の場合): 製品を出荷してよいか?
6.5 母分散が既知,未知をどのように判断するか?
6.6 母平均の推定(母分散既知の場合): 「平均」の値はどのくらい信頼できるか?
6.7 両側信頼区間と片側信頼区間
6.8 信頼区間をどう解釈するか?
6.9 母平均の推定(母分散未知,小標本の場合)
6.10 正規分布でないものの母平均を推定するとどうなるか?
6.11 母平均の差の推定(母分散既知,大標本の場合): 試料間の差があるといえるか?
6.12 母平均の差の推定(母分散未知,小標本の場合)
6.13 無意味な有意差
6.14 測定を繰り返せば何でも有意差になる
6.15 母分散の推定: ばらつきは規格を満たしているといえるか?
6.16 正規分布でないものの母分散を推定するとどうなるか?
6.17 母分散の比の推定: 改良によってばらつきが減ったといえるか?
講師紹介
1993年3月 : 東京工業大学大学院 理工学研究科 無機材料工学専攻 修士課程 修了。
1993年4月 : 三菱マテリアル株式会社 入社。
分析評価部門で,XPS(X線光電子分光装置),SIMS(2次イオン質量分析装置)のオペレーション,
解析,分析技術の高精度化に従事。
1997年4月 : 協和界面科学株式会社 入社。
技術部門で,接触角計,表面張力計の研究・開発・測定業務に従事。
2004年5月 : 協和界面科学株式会社 研究開発部長。
2010年10月 : FIA 創業。