粉体化粧品の設計プロセス技術を高めるための 『パウダー化粧品の処方設計・粉体物性の評価方法』

粉体化粧品開発の基礎,使用感の官能評価・機器分析,紫外線防御のポイント
粉体物性の機器評価と官能評価について,実験実習を交えて詳しく解説する特別セミナー!!

講師 近畿大学生物理工学部 教授 農学博士
元 日本ロレアル㈱ ファンデーション開発室長
鈴木 高広 先生
日時

2019/8/30(金) 10:30 ~ 17:00

会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
講師 近畿大学生物理工学部 教授 農学博士
元 日本ロレアル㈱ ファンデーション開発室長
鈴木 高広 先生
日時 2019/8/30(金) 10:30 ~ 17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円

受講対象

化粧品メーカー(OEM, 原料メーカーを含む)および関連工業分野の技術者


予備知識

ファンデーションやメイクアップ化粧品、原料、処方に関する知識


習得知識

1)原料粉体の物性評価方法
2)化粧効果と粉体物性の関係
3)粉体化粧品の処方設計方法
4)1-stepスラリー混合乾燥プロセス技術


講師の言葉

 海外では紫外線吸収剤の使用制限やタルクフリー処方の開発など、ファンデーションやメイクアップ化粧品に広く利用されてきた従来の原料を代替するために
新素材や原料粉体開発の重要度が増しています。
タルク、セリサイト、雲母、合成マイカなどの層状ケイ酸塩粉体は、結晶構造と粉体形状によって化粧効果や物性が異なります。
簡便な機器測定により粉体物性のデータベースを構築すると、光と色を操るためのパウダーの物性や、心地良い塗布使用感を与えるための原料粉体の機能メカニズムを
正しく理解でき、新規商品の設計やリスク原料の代替処方開発も的確に行えます。
多種多様な原料成分が不均一に肌面で分散するとSPFが半減することもあります。
 粉砕機器メーカー(日本コークス工業)との共同研究により新たに開発した1-stepスラリー混合乾燥プロセス技術が、この不均一分散の問題を解決する
新たな製品加工技術として注目されています。この技術の着想と開発経緯を通し、最近注目を集める人工知能AIを化粧品開発に応用するために不可欠な
粉体製品の特徴を表す物性を数値化するための簡単な試験方法の実習を通し、粉体技術の基礎から応用まで理解を深めます。

プログラム

1.ファンデーションの粉体技術と市場動向
 (1) 日本人の肌環境の変化とファンデーション人気復活の兆し
 (2) 使用動作と使用感の知覚要素
 (3) メイクアップ化粧品と粉体技術;体質顔料・着色顔料・光学的微粒子・結合油剤
 (4) 化粧品開発における人工知能の応用に不可欠な機器分析データ

2.粉体化粧品の使用感の官能評価と機器分析の基礎
 (1) テカリ感と透明感のある明るい肌のツヤとマットな隠ぺい力をもたらす粉体の違い
 (2) アスペクト比と粉体形状係数
 (3) フワッと軽くのびる粉体の心地よさと嵩密度と動摩擦係数
 (4) 均一にのびてピタッとつく付着力と分散性と結合油剤の影響
 (5) 隠す効果とぼかす効果の光学的機能の差異と粉体形状と屈折率の関係
 (6) 化粧くずれを防ぐ持続性の官能指標と粉体の物性機能
 (7) ファンデーションの皮脂濡れによる外観の変化と撥水撥油効果をもたらす表面処理
 (8) 粉体化粧品の保湿力の評価
 (9) 製品開発に用いる機器分析の常用項目

3.肌の光老化防御と紫外線・近赤外線の遮蔽技術の設計方法
 (1) 紫外線・ブルーライト・近赤外線による肌の光老化と防御剤の特徴
 (2)SPFとPA
 (3)紫外線・近赤外線遮蔽複合粉体の設計と使用感の改良
 (4)湿式充填プレス法と乾式粉砕プレス法の特徴
 (5)湿式スラリー複合化と撹拌乾燥・溶媒回収工程の1ステップ連続処理プロセス
 (6)処方を変えずに紫外線・近赤外線防御効果を高め、使用感を改善する粉体加工プロセス技術の要点

4.実験実習:粉体物性の機器評価と官能評価
 (1)粉体原料と製品ケーキの嵩密度
 (2)落下強度試験
 (3)粉体の色(L*, a*, b*)と光沢と隠ぺい力
 (4)粉体の濡れ性
 (5)肌スコープを用いる粉体表面の接触角測定による撥水度と撥油度の評価
 (6)粉体の滑らかさと塗布膜の形状
 (7)肌の水分率と粉体の保湿力
 (8)粉体表面処理による複合化と評価方法


講師紹介
1988年名古屋大学農学博士、マサチューセッツ工科大学、通産省工業技術院、英国王立医学大学院留学、
東京理科大学、トピー工業㈱ マイカ部、日本ロレアル㈱ ファンデーション開発室長を経て、2010年より現職

所属学会
日本化粧品技術者会、日本香粧品学会、日本粉体工学会、他