めっきトラブル防止のための めっき技術の基礎と品質トラブル対策
<めっきで必要な電気化学の基礎と不良ゼロを目指した品質管理のノウハウ>
*職場で抱えている課題について閉講後の個別質問コーナーにて対応*

めっきのメカニズム,めっき品質,めっきによる表面改質,品質特性を把握した設計,樹脂・セラミック・ガラスのめっき問題点,
発注者側の受入れ時の品質チェックポイント,めっき品質トラブル対策についてわかりやすく解説する特別セミナー!!

講師 星野技術士事務所 技術コンサルタント 技術士(金属部門) 星野 芳明 先生
  著書:「現場で役立つめっき加工の勘どころ」,「めっき加工のトラブル対策」
日時

2018/12/5(水) 10:00 ~ 17:30

会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
講師 星野技術士事務所 技術コンサルタント 技術士(金属部門) 星野 芳明 先生
  著書:「現場で役立つめっき加工の勘どころ」,「めっき加工のトラブル対策」
日時 2018/12/5(水) 10:00 ~ 17:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円

受講対象

 1)めっき実務に経験のある方
 2)めっきを必要とする部品用途設計に関連する方
 3)めっきを必要とする部品の品質管理、品質保証を担当する方
 4)めっき加工を始めようとする方

習得知識

 1)めっきのメカニズム
 2)品質特性を把握しためっき設計仕様
 3)発注者側の受入れ時の品質チェックポイント
 4)樹脂上めっき,ガラス・セラミック等の難素材上のめっきの問題点
 5)めっき品質トラブル対策

講師の言葉

  今年の9月以降自動車関連部品を中心に、それ以外の業種のもの作りも含め、品質管理マネジメントシステムISO9001(2015年版)の
セクター規格としてIATF16949がTS16949に替わってスタートし、もの作りにおける不良の未然防止とムダの削減に対する統計的管理活動が
強化され始めています。
 さて、各種材質を用いたあらゆる形状や大きさの成形加工部品には必ず何らかの表面処理(表面改質)が施されています。
 このように表面処理はなくてはならない必須の加工技術であり、めっき技術はその一つです。水溶液を用いた湿式でめっき加工するときは、
前処理工程、めっき工程、後処理工程、乾燥工程からなる比較的長い処理工程が必要です。
 また最近のめっき加工技術はJIS規格外のものが多くなり、各工程で各種化学物質を取り扱い、物理化学的処理や電気化学的処理を
組合せて行なう特殊加工技術であることから、次に示す2つの制御技術をそれぞれレベルアップさせることにより高度化していくもので
あることを忘れてはなりません。  
(1)	めっき液と被めっき物界面での電気化学反応の理解とその制御技術
(2)	物理的要素(設備、治具など)の必要性把握と工夫およびその制御技術
 しかし、現場・現物・現象において、これらをコントロールする難しさがあります。ここがめっき加工における品質管理の泣き所です。
 めっき加工品の要求品質の向上に対して最適な加工を継続するためには、製品設計、部品設計の段階でめっき設計仕様書を正しく記載し、
かつ、めっき加工工程の重要管理ポイントを理解し、さらに維持管理するための水や金属の性質、電気化学の基礎知識などを再認識して
実践しなければなりません。 めっき技術はちょっと工夫をするだけで最先端の部品に高機能を付与することができる非常にポテンシャルの
高い技術であり、グローバル経済の中でめっき加工技術は欠かせません。
 しかし、特殊加工技術であるがゆえに油断をすると品質トラブルに遭遇しやすいのです。従って、このセミナーの内容を修得することは
重要です。また、現場、現物、現象についての基礎知識を身に付け、もの作りにおける工程管理の整備、FMEA(不良の未然防止)、MFCA
(材料や時間のムダコスト解析)の取組みによりQCDのレベルアップ及びサプライチェーンの強化をはかることは重要です。

プログラム

Ⅰ.めっき加工による物作りと顧客要求に対応するめっき品質とは
(1) めっき加工の品質に影響を及ぼす要素 
(2) 表面処理技術の種類とめっきによる表面改質の位置付け
(3) 物作りにおける湿式めっき加工技術の役割
(4) 国際競争下での物作りとめっき要求品質の明確化
(5) JIS規格(ISO対応)外のめっき仕様とめっき品質評価
Ⅱ.湿式めっき加工技術による表面改質
(1) めっき加工技術における重要な2つの制御技術
(2) めっき加工技術での陰極、陽極での電気化学反応とその影響
(3) めっき加工技術と耐食性(防せい、防食)への影響
(4) めっき加工技術と各種特性付加への影響
Ⅲ.めっきのメカニズムを5Mを通してきちっと理解する
(1) めっき加工技術の基礎(加工プロセスと5Mの維持管理)
(2) 加工部品(Material)の素材、成形加工方法と表面状態の影響
(3) めっき方法(Method)の変動要因とその影響
(4) 加工設備(Machine)の劣化要因(特に付帯設備)とその影響
(5) 加工従事者(Man)の技能レベルと管理能力の影響
(6) 工程管理計測(Measurement)の精度とその影響
Ⅳ.要求品質の向上と品質特性を把握しためっき設計・技術仕様書の必要性
(1) サプライチェーンにおけるめっき加工発注者側のめっき設計仕様
(2) めっき加工発注者側とめっき加工受注者側のめっき品質認識のずれ
(3) 製品設計、部品設計におけるめっき設計仕様書と技術仕様書
(4) めっき加工発注者側における加工品設計とめっき仕様の見直し
(5) めっき加工受注者側における加工品用途とめっき品質の理解度
Ⅴ.めっき品質トラブル・・・めっき加工における問題点
(1)めっき品質とは?
(2)樹脂上、難素材上(ガラス、セラミックなど)のめっき問題点
(3)めっきの特殊工程管理における問題点
(4)Manの役割(気づき)の重要性
Ⅵ.発注者側のめっき加工品受け入れ時の品質チェックポイント
(1) めっき加工の3大不良モード
(2) 受け入れ時の品質検査について
(3) めっき加工品の大気保管時の経時変化について
(4) めっき品質不良の解析について
Ⅶ.めっき品質トラブル対策と生産管理(未然防止策)について
(1) めっき品質トラブルはなぜ起こるか?
(2) 未然防止するための取り組み(TS、FMEA、MFCAなどの実践)
(3) ひっかけ治具方式による電解めっきの場合の未然防止策
(4) バレルめっき方式による電解めっきの場合の未然防止策
(5) 微小部品を含む無電解めっきの場合の未然防止策
  
※閉講後,個別質問コーナー(18:30迄を予定)